折々の記（69）

第９回日展

去る2022年11月16日、東京都美術館で開催中の日展を見に行った。日展が再開してから今年で第9回目を迎えた。例によって膨大な出典作品の中から洋画を中心に見て回った。特に印象に残った洋画作品は、藤原修身「新緑の川辺」−川辺の新緑が美しい−、湯山俊久「秋韻」−美しい紅葉の林の中を通る小道−、寺坂公雄「朝霞の杜」−朝もやの林の中の小径に光が射して素晴らしい感覚を表現−などであった。この他に、美術工芸部門や彫刻部門にも印象に残る作品が見られた。