折々の記（62-2）
光陽展は今年創立70周年を迎え、上野の都美術館で記念の展覧会を開くこととなり、筆者が所属する絵画クラブもこの展覧会の小品の部に出展した。筆者は、光陽展の名誉会員であった故奥 八郎画伯とは同じ研究所で仕事をしていた関係で奥 画伯から度々出展を誘われていたが、出展には事前審査があって自信がなくて中々実現しなかった。今回ようやく出展の決心がついたので仲間にも声をかけて出展することになった。幸いにも私たちの絵画クラブから8人が応募して全員審査をパスして展示された。
展覧会は4月2日〜8日に開かれ、コロナ禍にも拘わらず多くの方々が見に来られた。プロの画家による作品とは別に小品コーナーの2室に私たちのグループを含めてアマチュアの作品も展示された。会場には審査員の方々もいたので、自分の作品についての批評も伺うことができた。約10室ほどの会場にはプロ・アマの力作が多数展示され、それらを見ることは良い勉強になった。都美術館のような大きな場所で自分の作品が展示されるとは思ってもいなかった。これはという作品が描ければ来年も出展したいと思っている。なお、記念の画集が発行され、今回出展された全作品が収載されている。