折々の記(51)

八ヶ岳高原訪問記(3) 山荘開き


2021年4月26日:今年初めて松原湖山荘に行った。大型連休前で道路も空いており、愛川ICから高速に入り、中央道双葉ICで降りて4時間ほどで山荘に着いた。冬季間の管理をお願いしていた工務店が前日に水、電気の開通、床暖房の再開をしてくれていたので、問題なく利用できた。山荘から歩いて行ける温泉では、入場に際して検温、アルコール消毒、氏名、連絡先の記入を求められた。
4月27日:高原では木々が芽吹き始めていた。新緑に交じって、ダンコウバイの黄色い花が咲いていた。高原の桜が満開だった。行き交う人も少なく、静かでいろいろな鳥の声を楽しむことができた。音楽堂から少し先の畑で残雪の八ヶ岳連峰を描いた。中塗りの段階で写生を切り上げて畑の中の道を少し歩いた。10分ほど先で農作業をしている人たちをみかけた。ブロッコリ−の苗を植えているところだった。マルチで朝方の低温に備えていたが、シカの被害に泣かされているとのこと。ブロッコリーの苗はシカの好物らしい。また、ブロッコリーには害虫が付きやすく、農薬散布が欠かせないという。
4月28日:曇りで山々は見えなかったので、高原の一番外側の周回路を1時間ほどかけて歩いた。行き交う人は2組ほどで、山荘住まいの人たちだった。10件ほどあるレンタルコテージには人影が見られなかった。山荘に戻ってから、車で10分ほどのところにあるリエックスホテルの日帰り温泉に行った。ここは、「星影の湯」と呼ばれており、白樺に囲まれた源泉かけ流しの露天風呂は人気が高い。
4月29日:午前中に山荘を出発して相模原に戻った。

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