折々の記（44）

小石川後楽園

去る11月10日、絵画クラブのメンバー10人ほどで小石川後楽園に写生に行った。この園は、江戸初期の寛永6年に徳川頼房が江戸屋敷の庭園として造営し、徳川光圀の代に完成した。池を中心とした中国風の庭園で、特別史跡に指定されている。今日は晴天で紅葉が池に映え、絶好の写生日和であった。池を隔てた紅葉の風景を描いた。時間が限られているので、6割ほど描いた時点で講評になった。講評では、「描きたいポイントが十分に生かされている」といわれた。後日、記憶が薄れないうちに自宅で絵を完成させた。