折々の記（38）
2020年7月1日：
北公園は相模原市内緑区下九沢にある。一年を通じてウメ、アジサイ、ハナショウブ、バラなどが広範囲に植栽されており、緑豊かな樹林帯とともに訪れる人々の目を楽しませてくれる。
今はアジサイが見ごろで様々な色の花が咲き競っている。中でも、アナベルという白い品種のアジサイは緑の林を背景に群がって咲いていて見事な景観を見せている。
下九沢という地名の由来は定かではないが、16世紀末に佐野勝由と加藤明教という二人の豪族がこの辺一帯を分割統治していた。加藤明教の先祖は秀吉、家康に仕えていたという。佐野氏は3000石の旗本であった。現在の下九沢は、北公園の周囲には人家と野菜畑が広がっており、西方には丹沢の山々が連なっている。
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| 北公園のアジサイ |