折々の記（37）
2020年6月9日：今年初めて八ヶ岳高原にある山荘に行った。冬の間山荘の管理を地元の工務店に頼んでいた。4月上旬には水回りなどが開通していつでも泊まれる状態になった。しかし、県外移動の自粛要請で行けなかった。6月1日より温泉が開業したので、ようやく高原に行くことができた。高原は新緑が美しく、カッコー、ウグイス、ホトトギス、シジュウカラなどの野鳥が美声を聞かせてくれた。高原をウオーキングしていると、可愛いコジカを見かけた。温泉入場の時には体温を測定され、住所、氏名、電話番号などを記入させられた。
6月10日：午前中は晴れていたので、高原で写生した。午後になると雲が出てきて、山の稜線も隠れてしまったので写生を断念し、佐久穂の白樺天然林を訪れた。国道141号線を行き、メルヘン街道を麦草峠方面に向かい、標識に従い左折するとほどなく天然林が見えてくる。あいにく途中から雨模様となり、樹林の小道を歩くことができなかった。それでも白樺の林の中にレンゲツツジが咲き、白とオレンジの対照が見事だった。
6月12日：高原も梅雨入りし、写生も満足にできなくなったので午前中に相模原に戻った。コロナ感染症の影響か高速道路は空いており、インターチェンジのレストランも半分ほどしか営業していなかった。