わが人生折々の記(8)


パソコンのトラブル顛末記

普段使っていたノートパソコン(NEC、Lavie L)が突然動かなくなった。アイコンは表示されるが、それをクリックしても 反応がない。スタートボタンも表示されなくなった。現在、デスクトップ1台、ノート型3台のパソコンを持っているが、インターネットに 繋がっているのは故障した1台だけである。このLavie Lは、平成14年秋に約20万円で購入したが、3年目にやはり動かなくなり、近くの NECショップでシステムを復元して貰った。当然、保存中のデータは全て失われた。その時は保存データも比較的少なく、2週間ほどで元に戻 せた。しかし、今回は当時とは比較にならないほど保存データが多く、ホームページもこのパソコンで作成、発信していた。

Lavie L がダウンする前兆はあった。1年ほど前からワードを起動するのに時間がかかり、スタートアップメニューから メモ帳が消え、セキュリテイに関して「自動更新に失敗しました」というメッセージが頻繁にでるようになった。

幸いなことに、昨年暮れにMy documentsの全てのデータ、今年5月中旬にホームページの全データをCDにバックアップして いた。又、全ての画像データは大容量のデスクトップパソコンに保存してあった。その上、万一に備えてシャープのノートパソコン、Mebius WE50N を昨年暮れに購入しておいた。更に幸運なことに、故障したNEC Lavie Lはセーフモードでは動かすことができた。そこで、メビウスをインターネット に繋げ、ホームページもこれで作成することにした。2回も故障したNEC Lavieはもう使う気になれず、できる範囲でデータを抜き取り、廃棄するこ とにした。

メビウスをインターネットに繋げるために24時間対応のNTT東日本の光ファイバーサポートに夜間に電話し、指示に従って 操作してインターネットに繋げた。NTT東日本には、光ファイバー設置の際に顧客登録しておいたので直ぐに対応してくれた。プロバイダー (Nifty)のホームページ上でもインターネット接続法が記載されているが、モデムの機器名などは素人では分からないので自分で行うのは難しい。

次はメールである。プロバイダーのホームページからウエブメールというものがあることを知り、開通させた。しかし、 使い慣れたOutlook Expressでも開こうとしたがうまくいかない。プロバイダーのサポートに電話して聞いたところ、メールパスワードが違っていた。 以前パスワードを変更した時に、メールパスワードは変更しなかった。両者は同じものと思っていたのだが、実は違うということを初めて知った。

故障したLavie Lからのデータの抜き取りは、やはりNECのサポートに電話してやり方を教えて貰った。もちろん、先ず始めに システムの復元を試みたが、成功しなかった。そこで、パソコンをセーフモードで立ち上げ、FDを使って細切れにしたデータを少しずつメビウスに 移した。メールアドレスや「お気に入り」もこの方法で移行させた。セーフモードではCDやフラッシュメモリーは使えない。ホームページの新しい データ4ヶ月分は保存してなかったので、ブラウザを参考にして作り直した。このようにして、ホームページを現状に戻した上で新しいページを加え、 送信用のFTPソフトもダウンロードしてほぼ1ヶ月振りに更新することができた。

以上がトラブル処理の顛末であるが、もう少し効率のよい対応法があったのかも知れない。今回のトラブルから得た教訓は、 データのバックアップを絶えず行うこと、特にホームページを更新する度にバックアップを取っておくこと、万一の時に備え、インターネットに繋げる ための予備のパソコンを用意しておくこと、パソコンやプロバイダーへの利用者登録をしておき、連絡先や登録情報はまとめてメモしておくこと、パソ コンに備わっている「システムの復元」を過信しないこと、などである。

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