第５日目、朝食後、バスで古都チェスターに行った。ローマ統治時代の城壁に囲まれた街で、東西南北それぞれに 門があり、２階のアーケードは互いに回廊で繋がっていた、ローマ時代のトレジャールームの跡があった。1900年の市誕生祭の折に 造られた高さ４８メートルの時計がある市庁舎、１０世紀に造り始められた複合様式（ノルマンからゴシック後期まで）の大聖堂、 ビクトリア女王60周年を記念したクロックタワーなど、小さい街だがよく保存されていた。

次に、ストークオン・トレントにあるウエッジウッド陶磁器センターに寄った（1579年創業）。各自オーデイオガイド を渡され、製造工程を見て回った。ギフトショップでマグカップ、皿、ペンダントなどを買った。次の日に立ち寄ったボートンオンザ・ ウオーターで買ったウエッジウッド製品の方が安かった。その後、ストラットフォード・アポンエイボンに行き、シエークスピアが青年期 までを過ごした家、エイボン川、シエークスピア劇場などを見た。静かな街という先入観は裏切られ、観光客で大賑わいだった。劇場では、 4月から10月までほぼ毎日、シエークスピア作品などが上演されるという。その後、バスで今宵の宿であるコッツウオルズ地方のチエルト ナムホテルに向かった。途中、シエークスピア夫人のアン・ハッサウエイの美しい茅葺きの家の前で写真を撮った。ここは一般公開されて いなかった。

第６日目、今日はコッツウオルズ地方の古い村々を回った。最初に訪れた中世の村バイブリーでは村の中心を川が流れ、 マスが泳いでいた。アーリントン・ロウという中世の織物職人が住んでいた建物が残されていた。次に訪れたボートン・オン・ザ・ウオー ターという村でも中心を川が流れていた。ここでは、古い教会、ミニチュアビレッジなどを見て、陶磁器店でマグカップなどを買った。 その後、コッツウオルズ地方北部の代表的な街であるチッピングキャムデンに行き、キングレストランでコテージパイの昼食を摂った。 これは中々の美味で、一行の評判もよかった。

次に、チッピングカムデンのヒドコットマナーガーデンに行った。ここは、花、森、テラスなどが約１万２千坪の 広大な敷地内に配置されていた。様式の異なる庭園が25種類も配置されていた。自然環境保護団体ナショナルトラストが運営していると いう。残念なことに花や木の名前が表示されていなかった。その後、フォックス・マノア・ホテルでアフタヌーンテイーを楽しんだ。本場 のスコーンは美味かったが、紅茶の味、風味ともに少し物足りなかった。その後、昨夜と同じチエルトナムホテルに戻った。

古都チェスターの街	ストラットフォード・アポンエイボンのシエークスピア生家
バイブリーのアーリントンロウ	マナーガーデンの白い藤