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2015年度における国内の農薬出荷額は3703億円であり、前年よりは100億円ほど減っているが、2011年度に比べて約150億円、率 にして4.2%増えている。1994年の水準には戻ってはいないが、ここ数年間はほぼ安定したレベルを維持している。種類別にみると、2011年に比べてもっとも伸長したのは除草剤 で、14.7%の伸びを示し、以下補助剤他9.8%、殺虫・殺菌剤4.3%伸長し、殺虫剤、殺菌剤は微減した。ここ数年間市場が安定しているのは、農薬が農業生産に必須な 資材となっていることを示している。除草剤の伸長が著しい理由は精査していないが、新製品の寄与も大きいのではないかと考えられる。
出典：農薬要覧−2015−（日本植物防疫協会編）
(2016年12月13日）。